お金の計算をSpreadsheet/Excelにさせる話
忘年していたら遅刻しました。 この記事はSpreadsheets/Excel Advent Calendar 2018の19日目の予定だった記事です。
勢いで登録してしまったので、これと言ってネタがないので普段Spreadsheet/Excelを使ってお金の計算をした話を挙げていきたいと思います。
給与の控除項目の内訳
他の日の記事でも紹介されてますが、私もMoneyforwardを利用しています。 給料が振り込まれると口座から自動取得してくれますが、振り込まれた金額はいわゆる「手取り」なので、各種税金や手当など実際に支給額に対して色々な項目が天引きされた金額になります。 給与通知が物理の紙ベースから電子化(PDF)されたこともあり、情報の取得が楽になりましたので、Spreadsheetに毎月の支給額と控除額の内訳をコピペしてみています。
グラフ化なども出来るので実際どれくらい控除が引かれているか分かって便利ですが、金額を見て精神的にくるものがあったりするので気をつけましょう。 これをそのままCSV化などしてMoneyforwardに突っ込めたらいいなぁと思っていましたが、最近CSVインポート機能は出来なくなったようで残念。 moneyforward.com
AWSのコストシート
みなさんAWSは使っていますか。AWSの利用料金についてはAWSのCost Explorerから取得ができます。CSVファイルで画面からダウンロードもできますし、S3に吐かせておけばその他サービスと組み合わせてもにょもにょしたりできますが、エンタープライズはほぼExcelドキュメントに支配されています。例として単一アカウントの中で、ある部署がEC2やRDS等のサービスをどれぐらい使用したかの表をExcelで作って請求書の書類を作るのを想定してみましょう。
- 請求書に必要な情報のマスタシートを作る(部署コード、部署名、担当者など)
- AWSの各リソースのコスト配分タグに”部署コード”のタグを追加しておく
- CostExplorerから”部署コード”タグでGroupbyしたCSVファイルを取得
- ExcelにCSVインポートする
- みんな大好きVLOOKUP関数でタグに合わせて部署名や担当者情報をマスタシートから引っ張ってくる
- コストは必要ならドルを円換算する
- Excelの請求書フォーマットに転記
CLIだとCostEXplorerAPIのget-cost-and-usageコマンドで取得できます(JSON形式)。
get-cost-and-usage — AWS CLI 1.16.79 Command Reference
ExcelでもSpreadsheetでもCSVの取り込みや転記はよく自動化しやすい所だと思うので、やっていきたいですね。