レーザーカッターで養蜂箱のモデルを作る
こんばんは。 この記事はfarmtory Advent Calendar 2018の11日目のやつです。
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farmtoryの活動については、家が近いのと一人でやろうとするとすぐ飽きるので、最近一緒に色々させてもらっています。
養蜂箱とは読んでそのままミツバチの巣が入ってるあの箱です。 自分が大学時代に研究でミツバチの行動解析みたいなのをやっており、実際に大学の敷地内に養蜂箱おいてミツバチを飼ってたりした。わりと楽しかったので趣味でも養蜂やりたいなーと方々で吹きながら都内だと土地も金もないのでどうしようーという感じの所に、築地で出来そうということで養蜂やりましょうと声をあげた。
なるべく元手がかからない、野生のミツバチが作った箱に入ってくれるように「置き箱」を設置した今年の春は来訪は多少するものの居つかず失敗。巣箱の量産と改修のために、farmtory-labにあるレーザーカッターを使って手軽に手組みで作れる巣箱のモデルを作ってみます。
巣箱データはgithubにあるOpensourceBeehivesプロジェクトで公開されているデータを元に加工します。
Make: Japan | 蜜蜂の巣箱をスマート化、音声データで異変を察知するOSBeehiveプロジェクトは、環境変化を知る手がかりになるかもしれない
もともとのデータは1220 x 2440の木材1枚をCNCで加工する用に設計されており、設備的にそのまま作れなかったので、データを加工してレーザーカッターでさくっと作れるようにしました(CNCあると良いですね)
手順
- 継箱タイプのBarcelona WarréのデータをGithubから落としてくる
- IIIustratorなどでdxfファイルを開く
- CNC用の設計になっている部分(凹みや掘りがある部分など)をがんばってレーザーカットで組み立てられるように手修正、サイズ調整をする。
- 作成したデータを保存。市販のMDF材をレーザーカッターにセットしてカット用に出力調整をしてカットする
- カットした部品を組み立てて完成
ということでなんとか組み上がったモデルをMakerFaireTaipeiに持って行ってもらいました。釘や接着剤は不要で、単純に手で組み立てられます。このまま大きさだけ変えれば一応養蜂箱として使えます。
レーザーカッター自体は使ったことはありましたが、データ作って組み上げるのは初めてでした。サイズ調整が合ってなくて、同じ部品のはずが大きさが違ったり、組み立て時にはまらないとか、レーザーカッターの出力調整がおかしく、皮一枚残すようにカットに失敗してMDFが端材行きとなったりと試行錯誤も多かったです。
作ったデータはサイズの関係でバラバラになっているので、どこかにまとめてアップロードして使えるようにしようと思います。 次は実際に使えるサイズで設計するのと、センサ類も合わせて付けれるようアタッチメント出来るように改修したい感じ。 ということでアドベントカレンダーの11日目でした。今後ともよろしくお願いします。