decobisu記

適当な日々のやっていき

DMM.make AKIBAでハンマー作った話

先週、DMM.make AKIBAでワークショップに参加してハンマーを一から作るということをやった。 会員になったけど、いままで有料機材を使っていなかったので、ワークショップで色々教えてもらいながら触ることができて良かった。

ワークショップでは取り敢えず事前に切り出してねじ加工までしてある素材を元に作っていく。 まずは真鍮の棒を加工して柄の部分の作る所から。 ハンマーの軸の部分になるここはサンドブラストで表面加工を行う。サンドブラストはめっちゃ細かいガラスの砂を空気で吹き付けて加工する処理。細かい傷が付いた状態になって、表面の手触りが良くなったり上に印刷した時にインクが剥がれにくい等の効果がでる。

写真だとよく分からんけど、適当にブアーっと当てた状態がこれ。手触りが良い。

次にUVプリントでロゴを印刷する。UVプリントはインクに紫外線(UV)を当てて硬化させるやつで、色んなものに印刷できる。更に革で持ち手の部分のカバーを作る。レザーを切ってもらい、糸を通す穴をあけて紐で塗っていく。僕が塗ったのはベースボース・ステッチという縫い方でやった。

ハンマーの柄の部分はこれで完成。

ワークショプではレザーケースも作る。 レーザーカッターで革を事前に作ってもらっている型データを使ってカットする。

こんな感じにセットして、型データ(イラレのデータが使える)に対してどのくらいの速度と出力でやるかを設定する。速度と出力によってカット以外にも彫刻で文字とかロゴを掘ることができて素敵。

これが完成したもの。DMM.make AKIBAのロゴが掘ってある。 カットした革にリベットを打ち込んでケース状にする。上に付いてる帯はベルトなどにぶら下げることができる仕様になてる。革加工、思っていたよりかなり楽しい。

あと残っているのはハンマーの頭の部分だ。頭も真鍮の棒から、フライス盤と旋盤で切り出していく。フライス盤は刃物を回転させて加工する作業で、旋盤は逆に加工したいものを回転させて、回転している所に刃物を当てて切り出す作業になる。フライス盤も旋盤も昔、高校の授業で触った事はあったけどほとんど忘れていた。ここはガチな機械工作で結構、力を使う所。位置調整が上手く行ってないと穴の位置や角度がズレてきれいにはめられないので慎重にやる必要がある。旋盤やってる時はスペースダンディの10話思い出してた。

そして出来たのがこれです。

今日はワークショップでハンマー作りました。

ドヤァ

テックスタッフの人に付きっきりで見てもらいながらの作業だったけど、モノを加工する技術について改めて学べたのが良いことだと思う。ここまでの作業で使った機材や工具が1つ2つの部屋に全部納まってて材料も確保できるという点はDMM.make AKIBAのすごい所だと思う。 次は作ったハンマーを活かすために木材加工をしたい。