decobisu記

適当な日々のやっていき

とーきょー箱文庫#1を開催しました

とーきょー箱文庫というイベントをしました。
とーきょー箱文庫 #1 : ATND

どういうイベントかと言うと「みんなが持ち寄った文庫本を、その場でランダムに交換して、普段読まないような本を読もうという企画」です。

東京でなんかやりたいなぁと思っていて場所を探していたのですが、偶然フラッと立ち寄ったカフェが良い感じでちょうどイベントに使えるスペースをお借りできたので開催の運びとなりました。
会場をお貸し頂いたイリヤプラスカフェさまに感謝です。

http://instagr.am/p/VHL_FNrnL0/
写真撮ったけどボケてる...
読まれた本のリストをまとめて見ました。(ブクログまとめ)↓
とーきょー箱文庫#1 [decobisuさん] - ブクログまとめ


お借りしたのはカフェの2階のスペースで、広めの和室で日当りも良く雰囲気良い場所でした。
ごろんと横になって途中昼寝したり、カフェの頼んだドリンクを頂いたりとくつろぎ放題できるのはこのイベントの良い所だと思っています。

僕が読んだのはグレッグ・イーガンの「祈りの海」

祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)

祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)


グレッグ・イーガンは以前から順列都市という小説が気になっていたのだけど、重さ的にまだ読めずにいた。SFは好きだけど読み込んでいくのがしんどくて積ん読状態のものがいくつも本棚に潜んでいる。
今回読んだ祈りの海は短編集で、全部で11編。箱文庫で読んだのは前半の4つだけだったけど、それでもそれぞれ内容の密度が濃かった。脳が老化する前の若い時に脳からバックアップ用の「宝石」にスイッチして,本来の脳を処分する話で主人公が自己同一性に悩む話とか、日ごとに別の宿主の意識に飛んでその人の意識を間借りするわたしが貸金庫に行動記録を保管する話が面白かった。
少し前に攻殻機動隊というアニメを見ていて、そもそも自己とは何かみたいな話をしていて、この本でも似たような話が書いてあって、何を定義した上で人間であるとか自己とか言うんだろうなぁと考えた。
自分で考えてると堂々巡って結局なんやねん!みたいな感じになるので結論は出ないんだけど、SFな世界に自分いた場合にどうするんだろうなーと想像するのは怖さや楽しさが見つかって面白い。
全部読めてないので続きをその内読もうと思う。

ちなみに持って来たのは上遠野浩平のぼくらは虚空に夜を視る

ぼくらは虚空に夜を視る (星海社文庫)

ぼくらは虚空に夜を視る (星海社文庫)


こちらもSFではあるけどライトノベルな感じ。前にデュアル文庫で出た奴は読んだことがあるのだけど、星海社文庫版がイラストレーターさん代わってキャラもかわいい感じになって出ていたので久しぶりに読みたくなったので購入。
夜を視るのあとの星を視るという所が好きです。


とーきょー箱文庫は次回を企画中。
近い内に開催する予定です。だらだら本読みたい人はぜひお越し下さい。


参加者のブログ
とーきょー日記 - ちなみに
とーきょー箱文庫に参加して本を読んできた - うんこめも