decobisu記

適当な日々のやっていき

Rubykaigi2010にいってきた

8月27日〜29日につくば国際会議場で開かれたRubykaigi2010に参加してきました。

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正直言って日頃RubyをさわってないしRubyistと言えるほど全然知らないので参加するのどうかと思ったけど、学会終わりでインターンもないしちょうど行けそうな日程だったのでid:Sixeightに誘われるままにホイホイとチケットをゲットしたのが始まり。

去年のRubykaigi2009は一部Ustでちらちら見たりして「楽しそうだなー」と思ってたのだけど、Rubyistとかコミュニティとかよく分からないしRubykaigiは完全に謎の塊であった。すごい尻込み状態。まぁ何も知らないしいつものように「どうにかなるだろう」と不安は放置し、取り合えず参加するからには何か得るものをしっかり得なければ意味がない。
と言うことで参加の目的として

  • Rubyっていったいなんですか
  • Rubyの開発?コミュニティ活動?って誰がどんなのやってるの?
  • Rubyな有名人に会ってみたい

とアバウトに決めて事前にプログラムも確認せずに夜行バスに乗り込んだ。


格安の夜行バス。お尻が痛い。眠れない。体調を崩した会議中の3日間は常備した胃腸薬がフル活用だった。
体調はさておき、3日間参加して色々なセッションに参加した。各セッションの詳しい内容は動画見るなり他のちゃんと聞いて理解してまとめている素晴らしい人達が沢山いるのでそういう人の記事を見る方が分かりやすいはず。
というか自分は技術的に突っ込んだ話に殆どついていけなくてまつもとさんの基調講演も脳内で?がずっと飛んでいて完全に置いてきぼりを食らっていた。
特に面白いなぁと思ったセッションは
みんなが楽しくプログラミング出来る魔法
超絶技巧 Ruby プログラミング
変態(褒め言葉)ばかりでずっと笑いながら聞いていた。プログラミングする上で「楽しく出来る」っていうのはとても必要なことで、なにやってんだこいつみたいな事してても楽しいと思える自分と、それを見て楽しんでる周りがいるのが良いんじゃないか。
というわけで今はRubyで研究生活をハッピーに出来ないか考えている。

Rubyやろうとした最初のきっかけは昨年KOFにふらふら行ってみたら関西Ruby会議も一緒にやっててそこで「たのしいRuby」を購入して読み始めたこと。以前にもLivecodingとかで見たりさわったりはしていたのだけど、そこで見たコミュニティ活動は活発で見ていてほんと楽しそうにやってて、こういうの良いなぁと感じて自分もRubyやろうと思うきっかけになった。
会議中もそれはずっと感じていて、自由でノリがよくて滲み出る楽しさを共有している感覚。
とニヤニヤしていたらなんと来年が最後のRubykaigiに。「なん…だと…」
聞いたときはすぐ復活するんじゃないかと思ったのだけど

あっついなーもー - ずっと君のターン
卜部昌平のあまりreblogしないtumblr - あえて言うがRuby会議はそろそろ一回終わってみるべき。

を読んでこれは本当に終わりなんだと改める。イベントがずっと続いていくことは良いけど中の人は常に変わっていくべきだ。ならば一度Rubykaigiという名前のイベントは終わってしまって新しい何かに繋がっていくことが必要でそれが「最後のRubykaigi」なんだ。

3日間の間、運営の皆様、何も知らない私の相手をしてくれた皆様、そしてRubykaigiという場所、色々とありがとうございました。
目的に書いたことについて、Rubyは変態(褒め(ry)とか楽しい人達がなんやかんや交流しながら自由に、そして楽しく作られ使われている言語であると言うこと。
次に色んな国の色んな人と日本中でコミュニティが作られコミュニティ同志も活発に交流していること。Himeji.rbはまだありません。
そしてジュンク堂で本買って全部著名な人のサインをもらえたし沢山のすごい人達に会えたのでうれしかったこと。得たものは多分まだまだある。

写真はFlickrにあげています Rubykaigi2010 - a set on Flickr
来年でRubykaigiは終わる。角谷さんのマトリックスなプレゼンを思い出しながら「Rubykaigiが滅びるのはこれで6度目だ…」とか妄想しながらその先の世界について考える。